令和4年度を迎えて

会長写真
令和4年7月
会長 長葭 常紀

 令和4年度を迎えましたが、一昨年からの新型コロナウイルス感染症は徐々に減少に向かってはおりますが未だ治まりをみせておらず、岩手県の緊急事態宣言が解除されてもなお、私たちの社会生活が様々な制限を受けています。その中で感染防止に配慮・工夫しながら、当会の定期総会が5月に無事開催され、議案の承認を受け事業がスタートいたしました。今年度の事業・活動は総会資料や今回の広報に掲載のとおり、新型コロナ感染防止対策を十分に行った上で、講演会や茶話会、本人活動を積極的に取り組んでいきたいと思っております。また、成人の年齢が18歳となった関係から、これまでの「成人を祝う会」の名称を盛岡市に合わせて「はたちを祝う会」に変更して、盛岡八幡宮で11月6日(日)に開催することとしております。2年延期の育成会県大会も10月に宮古市で開催されます。東日本大震災から11年経過し宮古盛岡横断道路も全線が開通しましたので、復興応援も兼ね皆さんと参加したいと思います。

 盛岡市の動きとしては、昨年度までほとんどの会議は書面で行われていましたが、今年度に入り対面で開催されるようになりました。実質、自立支援協議会もストップ状態で、障がい者の生活を地域全体で支えるサービス提供体制の構築を目指す地域生活支援拠点等整備の事業も進んでおりません。緊急時の受け入れを必要とする方々が出てきております。連携のもと整備が急がれます。2年中止された盛岡市障がい者スポ-ツ大会も9月開催が予定されております。

 国においては、障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて6月13日、厚生労働省社会保障審議会障害者部会が報告書を作成、秋の臨時国会に提出されます。その内容として、グループホームの定義の変更、就労選択支援の創設、地域生活支援拠点等の整備や基幹相談支援センター設置を市町村の努力義務とすること、療育手帳の在り方等13の項目に及んでおります。当会としても勉強会を積んでいかなければと思っております。

 ウイズコロナ(コロナと共存)の時代を、日々の感染予防を徹底し工夫しながら、乗り越えていきましょう。