70周年を迎えるにあたって

会長写真
令和6年3月
会長 長葭 常紀

 穏やかな年の初めを期待していたなか、石川県能登地方を震源とする大規模な地震により、尊い命が奪われたことに謹んでお悔やみを申し上げますとともに、皆さまのご安全とご健康、そして一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 さて、当育成会は今年で設立70周年を迎えます。これまでの育成会の活動にご支援をくださいました関係者の皆さまはもとより、力を合わせて知的障がいの理解啓発や事業所設立のために取り組んでくださった先輩方に心より感謝申し上げます。

 この10年を振り返りますと、2011年3月に発生した東日本大震災から復興に向けて歩んでいるなか、2020年新型コロナウイルス感染が拡がり、当初は特性がわからず感染症法5類移行までの3年間は社会活動が制限され、会の行事実施にも大きな影響がでました。その中においても当会では状況を見ながら感染対策を十分に行い、内容の工夫や変化をさせながら会報の発行やはたちを祝う会、茶話会、げんき塾等を継続できたことは今後の活動に生かされていくものと思っております。

 外部環境としましては、国連の「障害者権利条約」を日本が批准してから1月で10年を迎えました。昨年8月には日本に対して国連による初めての審査が行われ、多岐にわたる統括所見が示されました。また、障害者差別解消法での合理的配慮の提供の民間事業者の努力義務が本年4月から義務となります。障がいのある人が地域社会の中で不利益を被ることがないよう、安心して暮らしていくためにこの法律は障害者虐待防止法と共にとても大切なものです。会としても率先して、これらの法律の理解啓発、周知活動に取り組んでいきたいと思っております。会員の皆さまには引き続き活動へのご理解ご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。