2022年を迎えて

会長写真
令和4年2月
会長 長葭 常紀

 2022年新春のお喜びを申し上げます。昨年を顧みると、一昨年より続く新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、わが国でも深刻な状況に陥り、岩手県においても緊急事態宣言が発令されました。今年も新年早々オミクロン株による新規感染が急速な勢いで拡大しており、会員の皆様も何かと不自由な生活を送られていることと思います。その感染予防効果を高めるために3回目のワクチン接種が実施されます。皆様で感染対策をしてまいりましょう

 一方で、1年の延期を経て開催された「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」は、ほとんどの会場で無観客開催となったものの、熱戦が繰り広げられ、その活躍は世界中の人々に勇気と感動、そして希望をもたらし、明るい話題となりました。

 そのような中で、当会の主要事業である第46回成人を祝う会を規模縮小しながらも実施できましたことは大きな喜びでした。また、今年に入り障がい者の就労に明るいニュースが何点かありました。一つは国道4号沿いに「蔵カフェ」がオープンしたことです。当会運営の喫茶「さわらび」を施設外就労で利用してくださっているNPO法人フラット寺町が1月12日に地域に愛されてきた蔵を借りて約10人の障がい者の働く場として再出発させたものです。もう一つはふれあいランド岩手内のレストラン「雲の信号」で分身ロボット「オリヒメ」を難病で車いす生活の障がい者がタブレットで遠隔操作し接客をする県内初の取り組みが始まったことです。障がいの重い軽いにかかわらず障がい者就労が様々な形に広がり障がい者の社会参加が進んでいくことに力強さを感じます。

 ウィズコロナの時代として知恵を出し合いながら活動して行きたいと思いますので、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

 結びに、会員の皆様にとって幸多き一年となりますことをご祈念いたします。