新しい年を迎えて

平成31年2月

会長 長葭常紀

 平成31年の幕が開けました。今年は平成時代が終わり、5月から新しい時代が始まります。どのような年号になるのでしょう。

 会長を仰せつかって10年の間、設立55周年では記念講演会と、障がいのある本人が将来にわたり安全で安心な生活を送ることができるために、本人の健康や育ち・生活実態・特性等を記録し、本人のことを伝え引き継ぎの手助けに役立てていただけるよう、総合生活支援ノート「つなぎて」を作成・配布いたしました。設立60周年では式典と毎日新聞論説委員の野澤和弘氏を講師に記念講演会を実施いたしました。昨年は親が抱える様々な不安をまとめ、問題解決の道しるべにと作成された「親亡き後の支援ハンドブック」と「親心の記録」を配布いたしました。来年度は私たち自身、自分らしく生きるために「ら・し・さ・ノート」を活用ガイドと共に全会員へ配布いたします。これらは一貫して、障がいのある子供たちが将来にわたり地域で安全で安心な生活を送ることができるための手助けになることを願ってのものです。

 国は「地域生活支援拠点」の整備を「第5期障害福祉計画」の最終年である2020年度までに地域で必ず整備すべき必須項目にしております。この事業は、障がい児者の重度化・高齢化や「親亡き後」を見据え、居住支援のための機能(相談、緊急時の受け入れ・対応、体験の機会・場、専門的人材の確保・養成、地域の体制づくり)を、地域の実情に応じた創意工夫により整備し、障がい児者の生活を地域全体で支えるサービス提供体制を構築するものといわれております。しかし、この取り組みを地域で中身のあるものとして実現するのは容易なことではないと思っております。まさに盛岡市と自立支援協議会の力が試されるものと感じております。

 障がいのあるすべての人が「地域で輝いた人生」を送るために、当育成会も当事者団体として、これからの制度の中で、「必要とされるもの」をしっかりと明らかにし、発言していかなければならないと思っております。新しい年を共に支え合い活動していきましょう。